おくりびと×SATUDORA HOLDINGS
人の一生を支える存在として地域との関わりを深めたい

葬祭業とドラッグストアで活躍する異色の取り合わせとなる2人が、
地域について、生死について語り合いました。

地域に根差す葬祭業とドラッグストア

波多野
弊社は、お看取り後のケアから出棺まで納棺士が一貫してサポートする葬儀会社です。また、納棺士を育成する「おくりびと🄬アカデミー」も運営し、確かな技術を持ったスペシャリストの排出にも力を注いでいます。
葬祭という儀式は地域にそれぞれ異なる風習や決まりがあるなど、地域とは切っても切り離せない間柄であると考えています。サツドラさんは全道各地に店舗を展開しており、地域にとってなくてはならない存在として親しまれており、通ずるものを感じています。

渡部
ドラッグストアから始まった弊社ですが、2013年に共通ポイントカード『EZOCA(エゾカ)』を通じたマーケティング事業を主軸とするリージョナルマーケティングという子会社を立ち上げました。これが、単なるドラッグストアビジネスから、地域のヒト・コト・モノをつなぐ”地域コネクッティッドビジネス”を目指すターニングポイントとなったわけです。現在は、北海道コンサドーレ札幌とのオフィシャルパートナー契約による『コンサドーレEZOCA』の発行やマーケティング、江差町や小清水町との包括連携協定の締結によってEZOCAと連携したまちづくりにも力を入れています。
どんどん人口減少が進んでマーケットサイズが縮小していくなか、小売業だけで生き残ることは難しいですし、一般的なポイントカードのような個人の利得に頼った事業だけでも企業の持続性は担保できません。いかに地域と関わって、当社ならではの価値を提供できるかが問われていると感じています。

地域に根差す葬祭業とドラッグストア

波多野 景士さん

今回お話を聞いた方

波多野 景士さん

おくりびと®のお葬式
ディバーチャーズ・ジャパン株式会社北海道サポート事業部

渡部 真也さん

今回お話を聞いた方

渡部 真也さん

SATUDORA HOLDINGS
株式会社リージョナルマーケティング代表取締役COO

健康と死は本来地続きであるもの

波多野
サツドラさんといえばやはり”健康”をキーワードにされて、人の”死”と向き合う我々とは一見、対極の立場にあるように感じます。でも私は、本来どちらも一直線上あるものなのではと思っています。たとえば、弊社が大切にしている「死を見つめて今を生きる」というフレーズがあります。最後を明確にしておくことで人生を有意義に生きようという意味ですが、これはいわば心身の健康を保つことと同義になるのではないでしょうか。

渡部
そうかもしれません。今まで私たちのビジネスのなかで人の死について触れる場面はほとんどありませんでした。でも、暮らしという日常の延長線上にあるのが人の死ですから、ここが分断しているのは不自然です。
実は、コロナ禍においても似たようなことを考えていました。ドラッグストア事業では30~40代のママ層をコアターゲットとしてサークル活動への支援などを行ってきたのですが、コロナ禍でそれがすべてストップしました。そのとき当たり前ですが、人は決してひとつの側面だけで成り立っているわけではないことに気が付いたのです。お母さんも一人の女性であり、人間であると。どうしてもマーケティング上、特定の顧客層を絞り込みがちなのですが、もっと人の人生を地続きでとらえることによってこそ、やれることがあるのではと感じました。

波多野
地域のなかで人々の暮らしのハブとなっているサツドラさんに、最後の場面を支援する弊社が関わることで、一人ひとりのより良い人生をまるごと後押しすることにつながるかもしれません。葬儀を通じて生きていることの大切さを示せる弊社だからことできることだと自負しています。

渡部
弊社のハブ機能とおくりびとさんのノウハウやネットワークが融合することで、どんな化学反応が生じるか楽しみですね。

健康と死は本来地続きであるもの

次世代を担う若者たちと地域を信じ期待される存在に

波多野
最近では、小学生や中学生に向けてお話する機会が増えてきました。ときには、病院で亡くなってからのケアにはじまり、お通夜、告別式まで一連の模擬をすることもあるのですが、子どもたちは驚くほど興味津々で聞いてくれます。
こうした活動も含めてこの業界への敷居が低くなっているのか、おかげさまで新卒者も少しづつ増えてきている状況です。

渡部
地方の人材はどの産業ともおしなべて厳しい状況ですが、学生の応募者「地域貢献」を志望する方も多く、層が変わってきているなと感じています。そういった純粋な気持ちを持った若者をこれからどうやって育てていくかは、私たち世代に問われている大きな課題です。

波多野
そう思います。私たちのほうが変わることを恐れず取り組んでいく必要がありますす。
これからは葬儀会社としての基本的なサービスの中身を充実させながらも、サツドラさんはじめ企業とのパートナーシップを深めて、地域で必要とされる存在になっていきたいと考えています。

渡部
北海道は課題先進地域とも言われますが、地域にこそ無限のポテンシャルがあると期待しています。これからもワクワクしながら地域と関わっていきたいですね。

EZO HUB SAPPORO

今回の撮影場所

EZO HUB SAPPORO

〒060-0908 札幌市東区北8条東4丁目1-20サツドラホールディングス株式会社本社2階
札幌駅東口から徒歩11分

北海道の未来を担うキーパーソンが集まりつながるコネクティッドスペース
人口減少、少子高齢化、地域間格差の広がりなど課題先進地域である北海道。その北海道の社会課題を解決し、地域をより魅力的に変えていく。そんな想いを持った仲間が集まる場所です。

おくりびと®のお葬式

死を見つめて今を生きる。
北海道・一都三県で6,000軒以上の葬儀実績があるからこそ導き出した、技術で導く感謝の未来。その未来を担う納棺師の育成を目的とした学校の開設。

死者に対する最高の手向けは、悲しみではない。感謝である。
おくりびと®アカデミーでは「死=人生の終焉」をサポートできる人材を育成します。
日本は高齢化社会を迎え、同時に人生の終末期を迎える人が増加しています。今般、葬祭・医療・看護・介護のスペシャリストを格子として迎え、『おくりびと®アカデミー』を開設し、誰もが逃れることのできない「死」を直視するとともに、いかに人生のエンディングをよりよく、意味のある場にするかを伝えていきます。

どんな方でも、美しい最後を届けるプロモーション。
規模・予算に左右されない後悔しない葬儀を実現。

映画「おくりびと」にも生かされた確かな技術。葬儀業界でおくりびとのお葬式のみ「おくりびと」を名乗る権利を有しています。その資格を持つ納棺師が全てを担当し、適切なケアで大切な故人様の尊厳をお守りします。だからこそ、一人ひとりにあった葬儀を提供できる、高い技術でお客様からも高い満足度を得ています。

おくりびと
おくりびと®のお葬式

東京都中央区入船3丁目7-7 ウィンド入船6F

お問い合わせ先:0120-288-725

REGIONAL MARKETING
株式会社リージョナルマーケティング

地域をつなぎ、未来へつなぐ。
共通ポイント・コミュニティ事業を中心に地域との交流につながる幅広い事業を展開しています。

北海道で誕生した、ポイントカード「EZOCA」。私たちは地域の暮らしを輝くものとするため、この共通ポイントサービスに、「想い」という機能をのせていきます。ポイントは、単なるお金の代わりではなくなるのです。普段のお買い物が、地元のお店や商店街の活性化に。好きなスポーツチームや地域団体の応援に。公園の美化や、まちの場づくりに、つながったら。この地域はきっと、どんどん豊かになっていく。そうすればもっと、住む人はこの地域を楽しめる。目には見えないポイントの循環を、「地域のために」という想いの循環へ。ヒト・モノ・コトをつなぎ合わせ、私たちは新しい仕組みを作っていきます。

01 地域経済を明るく
共通ポイント事業で得られるマーケティングを分析し、提携店さまへフィードバック。もっとお客様が利用したくなる店舗やサービス設計をご提案し、集客を促進します。

02 暮らしを楽しく
共通ポイントをさまざまなサービスト連携させ、生活の利便性を高めます。また、人との出会いや情報を届けることで、地域の暮らしを楽しむきっかけをふやします。

03 想いをつなぐ
小さなコミュニティからスポーツチームに至るまで、地域を豊かにする活動を後押し。「地域を盛り上げたい」という想いがつながり、さらに輝く仕組みを作ります。

04 新しい価値を生み出す
社会全体のリソースと地域のヒト・コト・モノをかけ合わせることで、多様な視点が溶け合った、新しい価値を地域に創造。自らも変化を恐れず、常により良い方へと改善を繰り返します。

05 誰よりも地域を楽しむ
住む人が心から楽しめる地域をつくるためには、まず自分たちから。ひとりの生活者として、先頭に立って地域を楽しみ、楽しみをつくる存在でありつづけます。

コミュニティ

REGIONAL MARKETING
株式会社リージョナルマーケティング

札幌市東区北8条東4丁目1-20

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