CARE TOPICS北海道

CARE TOPICS北海道

このコーナーでは、北海道内の介護や福祉にまつわる最新トピックスや注目情報をご紹介します!

Topic1 北海道胆振東部地震の経験を活かし、より良い難病患者の災害支援を議論

北海道医療センター難病診療センターは8月26日、「難病患者への災害支援~北海道における災害時の行政・医療の動きを知り、個別避難計画を考える~」のWEBセミナーを開催しました。
1人目の登壇者、北海道医療センター救命救急部長で北海道災害医療コーディネーターの硲光司さんは、2018年9月6日に起こった北海道胆振東備地震の経験をもとに、当時の課題とその後の対応について解説しました。はじめにブラックアウト時に生じた、在宅人工呼吸管理、在宅酸素療法、維持透析の患者に対する課題を整理。病院側で患者数が予測できていなかったほか、予備電源の用意がない患者が多く、安否確認のための連絡手段も電話に依存していたと振り返りました。
その上で、直下型地震に見舞われた場合、札幌市が想定する視野数は8200人超、重症者数は3500人になるとされているとのデータを示し、「電話回線がパンクして救急車を呼べない、呼べたところで道路が損壊して救急車が自宅まで来られないという事態も起こり得る」と指摘。そこで特に必要性を強調したのが、「搬送先も含めた個別支援計画」の作成です。「これがあれば患者の病態を事前に把握しておけるうえ、受け入れのキャパシティも設定できる。加えて二次医療圏レベルでも患者数は把握しておくべきであり、病院や施設においても停電想定のBCPから策定し始めたほうが良い」と提起。このほか、自身が関わる札幌市の災害医療体制の現状についても説明しました。

二人目に登壇した、北海道医療センター難病診療センター副センター長の網野各さんは脳神経内科医の視点から、災害時の難病在宅医療について講演しました。北海道胆振東部地震の際は、受信歴のない患者の対応や退院患者の安否確認が十分にできなかったことを振り返り、災害によって在宅利用が抱える課題が浮き彫りになったと指摘。それを解決する方策として患者を中心に家族やかかりつけ医、ケアマネジャー、ヘルパーなどの多職種で個別支援計画を作成する必要性に触れ、作成に当たって「難病患者の災害対策ガイドライン」(厚生労働省)や「宮城県災害時対応マニュアル」を参考資料として示しました。また、避難所や病院への異動も相応のリスクがあることから、自宅や施設で十分な備え(非常用バッテリーなど)をしておくことが重要であると強調しました。
最後に、「共通の対応指針も重要だが、難病患者は十人十色であり、それぞれの状況に応じて個別の支援計画を作成することが必要」と締めくくりました。

Topic2 「ふく展2026inさっぽろ」開催!

開催日時:2026年11月12日(木)9:30~16:30、13日(金)9:30~16:30
※セミナーの受け付けは11月6日(金)まで

高齢者や障がいのある方々が、住み慣れた地域で安心・安全に暮らせるためのさまざまな福祉用具を知ることのできるイベント「ふくし用具機器展」が今年も開催されます。車いすや介護用ベッド、介護用ロボットなどの最新の福祉用具の展示はもちろん、各種セミナーやチャリティバザーの実施など充実のプログラムを楽しめます。
見て・触れて・学べる貴重なイベントです。

会場:札幌社会福祉総合センター(札幌市中央区大通り西19丁目1-1)

Topic3 人と地域が『いきる』 未来をつなぐ看護に挑む -医療DXと看護の力の融合-

開催日時:2026年10月31日(土)9:20~16:00
※申し込み締め切り 10月9日(金)

基調講演:「看護学の内在的価値としての『尊厳』」 講師/井部俊子氏(聖路加国際大学 名誉教授)
シンポジウム:「医療DXと看護の力の融合-保険・医療・福祉現場における実践とその願望-」
シンポジスト:菅原実夏氏(北海道済生会小樽病院 副院長兼看護部長)
渡辺亜紀子氏(北海道脳神経外科記念病院 副看護部長)
山崎大樹氏(名寄市健康福祉部 参事)

会場:北海道看護協会(札幌市白石区本通17丁目北3-24)

Topic4 高齢者施設・住宅オープン情報

2026年9月
うるおいの家厚別東
札幌市厚別区厚別東3条4丁目1-30

2026年10月
ソエルガーデン札幌北
札幌市北区拓北5条4丁目2-15

2026年11月
ファミリー・ホスピス北24条ハウス
札幌市北区北24条西8-1-1

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